犬の予防接種について |
予防接種の大切さ生死にかかわる病気を予防することができるのがワクチンです。人間も同じように予防接種を行います。生まれたばかりの赤ちゃんを思い浮かべてもらえば分かりやすいと思いますが、生まれたばかりの子犬は母親から「移行抗体」という免疫をもらいます。この免疫がある間は、伝染病の感染を防ぐことができます。しかし、免疫力がなくなってくると、伝染病にかかりやすくなります。ここで予防接種をしないと感染病に罹り、最悪の場合命を落とします。健康に育ってもらうために、予防接種は欠かせないものなのです。 ワクチンの種類ワクチンの種類は大きく分けて2種類あります。法律で接種が義務付けられている「狂犬病予防ワクチン」と、ジステンバーや犬パルボウィルス感染症などを予防する2・3・5・7・8種の任意の「混合ワクチン」です。 狂犬病予防ワクチンは、法律で義務付けられているので必ず毎年受けなければなりません。しかし、混合ワクチンは任意で義務付けられてはいません。受けさせるかどうかは飼い主次第です。 混合ワクチンで予防できる病気混合ワクチンで予防できる感染症の種類を書き出してみます。症状も書き出してみますので、参考にしてみてください。 ジステンパー感染症この病気にかかった犬に接触したり、ウィルスが含まれた排泄物や空気によっても感染します。最初は風邪に似た症状で、体をだるそうにし、咳や鼻水がでます。やがて重症になるとけいれんを起こし、死にいたります。 パルボウィルス感染症生後3か月以内の子犬は心臓の筋肉がおかされ、急に呼吸困難を起こして死亡する事もあります。子犬がこの病気に感染すると食欲が減退して元気がなくなり、やがて激しい下痢と嘔吐が見られ、血便がでます。 伝染性肝炎(アデノウィルスT型)子犬が突然死んでしまったり、高熱、食欲減退、嘔吐、下痢、血便があるなど症状は様々で、肝臓がはれます。 犬アデノウィルスU型感染症頑固な咳と発熱が続きます。重症になると、鼻水が出たり、白い泡を吐きます。 犬パラインフルエンザウィルス感染症乾いた咳や鼻水、扁桃腺炎症などの症状がでます。他の細菌やウィルスと混合感染すると、症状が重くなります。 犬レプトスピラ病カニコーラ型・黄疸出血型症状は3つのタイプに分かれます。食欲が減退して元気がなくなり、血尿や血便がみられるもの、眼の粘膜などが黄色くなるもの、腎臓に障害(尿毒症)が現れるものがあります。 コロナウィルス感染症食欲不振、嘔吐、下痢などの症状が起こります。パルボウィルスと合併すると症状が重くなり、死に至る事もあります。 接種時期よく、予防接種は1年に1回と聞きます。しかし、それは本当にいい事なのでしょうか?人間も予防接種はします。幼少の頃にして以降、頻繁にしたでしょうか?書いている最中に気になっていろいろ調べてみました。その中で、気になる記事をいくつも見つけました。1年に1回は多いのではないか、という記事です。子犬の時期に3回、それ以降は1年に1回は過剰接種になるのではないか、という事です。 その記事を見て、私の常識は覆されました。過剰接種は病気の予防どころか、帰って重大疾患の原因にもなりかねないと書いてあったからです。それは一般のサイトの記事ではなく、動物病院のサイトに書いてありました。アメリカではすでに、ワクチン接種は生後60日で1回目・生後90日で2回目・1年後に3回目・それ以降は3年に1度・10歳以降はワクチン接種をしないとされています。日本でも少ないですが、この3年に1度というのを取り入れている病院もあります。 動物病院にとっては、ワクチン接種は収入源でもあります。また犬の個体差もあります。血液検査をして抗体が残っていればワクチン接種をしない、という選択肢もあります。そこは獣医さんと相談して決めるのがいいと思います。 ただ、フィラリア予防に関しては、年1回でないと効果が持続しないようです。フィラリアは単体予防なので、毎年必ずやった方がいいようです。 ワクチン接種による副作用異物を入れるわけですから、稀に副作用が出る子もいます。顔が腫れたり、痒がったり、ショック症状が出ることがあります。そのせいでワクチン接種を避ける飼い主さんも少なくありません。 確かに副作用が出てしまった愛犬を見るのは辛いものです。1度副作用が出た子は、次のワクチン接種時にも反応が出てしまう確率は高いです。副作用が出てしまうと分かっていながら、ワクチンを受けされるかと考えると、受けさせたくないのは分かります。しかし、そうやって全く接種させないと拒否し続けるのはどうなのでしょう。上記のような病気に最悪かかってしまったら?接種していればかからなかった、もしくは軽度で済んだ可能性もあります。 私はおそらく、ワクチン接種の時は獣医さんと相談します。苦しめたいわけではありませんし、その子の事を考えた上での行為です。外出することが多くなるだろう事が目に見えているので、ワクチン接種をさせるでしょう。いろんなところに出向くという事は、その分病気と関わるのが多くなるという事です。何も言えない犬だからこそ、飼い主が気を配る必要があるのだと思います。 ワクチン接種後に気をつける事ワクチンを接種したその日は、普段以上の激しい運動や長時間の散歩を避け、なるべく興奮させないように心がけましょう。接種後、少し元気がなくなったり、寝ていることが多かったり、食欲が減退することがありますが、この程度であれば安静にして様子を見ます。 しかし、ぐったりしていたり、嘔吐や下痢が繰り返し続いたり、口や目の周りが腫れたり、強いかゆみ、けいれんなどの強い副作用が見られた時は、すぐに動物病院へ連れて行ってください。 初めてのワクチン接種後は病気に対する抵抗力がすぐに付かず、1〜2週間かかるので、その間は知らない人や他の犬猫との接触を避けるようにします。また、屋外の散歩やシャンプーも控えてください。 |
|